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- 毎年お盆とお正月、実家に帰省しないといけないの?
- テレビ番組で聞く笑い声がどうも機械的
- 人混みの中で倒れたらどうすれば良い?
お盆やお正月に実家へ帰省するのは、一般的な事として常態化しています。
ご両親と離れて暮らしている方々にとっては、年に数回の貴重な機会です。
子供がいる場合は「ご両親に孫の顔を見せてあげたい」という思いもあって、実家に帰省するのは当たり前となっています。
ところが義理のご家族と過ごす時間はいつも以上にプレッシャーになるので「出来れば帰省したくない」というケースは多いです。
私は2003年に結婚、名古屋駅前にあった高砂殿ザ・グランドティアラで結婚式を挙げました。
結婚当初は、お盆やお正月にお互いの実家へ当たり前のように帰省をしていました。
今は気遣いから、それぞれの実家のみに帰省をしています。
この記事では、社会的証明の原理について身近に存在する事例を交えながら分かりやすく解説をします。
この記事を読めば、社会的証明の面白さや恐ろしさを理解することが出来ます。
私もこの記事の内容を読んで、人の行動心理を理解することが出来ました。
あなたがもし人混みの中で倒れてしまったら、どのように助けを求めますか?
ある方法を実行しなければ、あなたの異常に気づく人は現れません。
ぜひ最後までご覧ください!
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この記事で分かること
1. 社会的証明の原理とは何か?
社会的証明の原理って、な〜に?
- 他人が正しいと考えていることを基準として、自分自身が物事を判断すること
- 多くの人が同じような行動をしている場合に、自分自身もその行動が正しいと判断すること
一般的に周りの皆が行っている事なら、それが適切な行動だとみなされます。
その反対の行動を起こすよりも間違えるリスクは極端に少なくなります。
ところがこの原理を悪用したり、間違った方向に進んでいるのに気付かないことが稀(まれ)に起こります。
そうならない為には、周りの皆が行っている事が果たして本当に正しい事なのか、常にアンテナを張って確認してください。
また自分の行動は常に自分自身が決定権をもって、周りが決めた事だけを基準に判断しないことがとても大切です。
なるほど!それは大事だね。
1-1. テレビ番組の笑い声が機械的に聞こえるのはなぜ?
テレビのお笑い番組やドッキリの企画番組を見ていると、異様に不自然な大勢の笑い声を耳にすることはないでしょうか?
私はその声に気が付いた後、番組の内容が頭に入ってこなくなり不自然な笑い声に耐えられなくなってテレビを切ってしまうことがあります。
冷静に見るとまったく面白くない場面であっても、不自然な笑い声を聞かされるだけであたかもその場面が面白いように無意識に感じてしまうのです。
つまり全く不完全な状態であっても思考が短絡的になって自動的に反応してしまう特性を、テレビ番組の制作者側が利用しているという事になります。
あれ、絶対にボタン押してる!
1-2. 初詣のお賽銭にお札が多いのはなぜ?
東海地方にある有名な神社として伊勢神宮や熱田神宮などがあります。毎年初詣にはたくさんの人々が参拝に訪れます。
普段置いてある賽銭箱は小さすぎて多くのお賽銭に対応する事ができません。
初詣では白い布に覆われた広大なスペースにお賽銭を投げ込めるよう配慮されています。
そこで目にするのは小銭はもちろんのこと、千円札や一万円札などが多く見られます。
お正月だし、私も奮発して千円札にしよっと!
このように目に見える形でお札があると、同じように自分もお札を入れようという気持ちになることがあります。
これは典型的な社会的証明の原理の1つで、他の人がとった行動を基準に自分の行動を判断してしまうという事に当てはまります。
1-3. 行列の絶えないお店のカラクリ
飲食店などに人々が行列をなしている光景をよく目にします。
どんなお店なのかな?
何か注目の商品があるのかな?気になる〜!
行列を目にすると興味が湧いて気になってしまい、そのまま行列に並んでしまうこともあります。
これも典型的な社会的証明の原理の1つで、他の人がとった行動を基準に自分の行動を判断してしまうという事に当てはまります。
この特性を利用して、店内に席があっても中には案内せずお客さんを待たせたりする戦略があります。
また窓際の席に優先的に座ってもらい、混み合っている様子を演出するなどのお店側の意図も垣間見ることができます。
1-4. 会社の業務メール、宛先が多すぎる問題
会社の業務メールの宛先にたくさんの人の名前が設定されていた場合、一体誰に向けて配信されたのか判らないことがあります。
自分じゃなくても、誰かが返信してくれるかなー。
この場合の対処法として、宛先を絞って配信先を明確にした状態でメールをする必要があります。
1-5. 人混みの中で倒れてしまった時にすべきこと
街中であなたは気分が悪くなり、目眩(めまい)がしてその場に蹲(うずくま)ってしまいました。
周りの多くの人はその状況が異常なことと認識できずに、あなたを素通りしていきます。
あの人、何か様子がおかしいのかな?
たとえ通行人が気付いてくれたとしても、周りの多くの人が素通りしている場合あなたに声をかける人の確率は極めて低い状態になります。
私じゃなくても、他の誰かが対応してくれるよね。
これが社会的証明の原理の恐ろしいところです。このままではあなたの状況は刻々と悪化する一方・・。
ここであなたがしなくてはならない事は、助けてもらう人を特定することです。
すみません、そこの赤いコートの方、救急車を呼んでください。
そのように特徴的なものに着目して声を掛けることで、あなたは注目され次第に多くの人が助けてくれるようになります。
返報性の原理に関する事例については、以下で解説をしています。
一貫性の原理に関する事例については、以下で解説をしています。
いかがでしたでしょうか。
社会的証明の原理について事例を交えながら解説をしました。この原理の面白さや恐ろしさが実感できたのではないでしょうか。
社会的証明の原理がどういうものか知っているか否かで、あなたの人生に大きく影響を及ぼします。
「人はなぜ同じような行動をしてしまうのか、もっと知りたくありませんか?」
この記事が皆さまのお役に立てば幸いです。
【参考文献】影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディー二 2021年6月5日 第31刷発行